当サイトはシロアリ・羽アリについての専門サイトです!
様々な情報を掲載しておりますので、是非多くの記事をご覧になって下さいね!
シロアリとクロアリはともに「アリ」という名前が付いていることから、同じ種類の昆虫だと思われがちです。
しかしシロアリとクロアリの違いは、たんにその色の違いにあるわけではありません。
シロアリとクロアリは生物学的には異なる種類に属しているのです。
シロアリ・羽アリとクロアリの違いや見分け方とは?
まずアリといえばクロアリを思い浮かべる方も多いでしょう。
クロアリは、ハチ目(膜翅目)に分類されることからもわかるように、約1億3千年前にスズメバチから分かれて進化したと考えられています。
一方のシロアリは、シロアリ目(等翅目)、またはゴキブリ目ゴキブリ属に分類された昆虫です。
約3億年前にゴキブリから進化したのがシロアリであると考えられています。
シロアリがゴキブリの仲間だといわれれば、シロアリのことがなおさら嫌いになってしまうことでしょう。
このようにシロアリとクロアリは生物学的な分類上は異なる種類となっていますが、その生態はよく似ています。
アリは集団を作って、そのなかで子供を産む女王アリや食物の確保や巣などの環境の整備をする働きアリなどがそれぞれ役割分担して階層を形成しています。
人間とよく似た階層社会を作ってアリは生活をしていることになります。
このように階層を作って生活をする昆虫を社会性昆虫と呼びますが、近年こうした階層をもつ昆虫のあり方を指して真社会性(しんしゃかいせい)と呼んだりしているようです。
シロアリとクロアリとが最も違うポイントは、クロアリが幼虫から蛹(さなぎ)をへて成虫になる「完全変態」の昆虫であるのに対して、シロアリは幼虫から成虫になるまでほとんど姿を変えない「不完全変態」の昆虫であるということです。
クロアリは成長過程で姿を変えて様々な環境に適応するために進化したのですが、シロアリはクロアリのようには進化することがなかったためこうした違いが生じたようです。
シロアリとクロアリの見た目の違い
それではシロアリとクロアリの見た目の違いを見ていきましょう。
シロアリとクロアリは、色の違いの他はよく似ていると思われていますが、よく見るとはっきりした違いがあります。
例えば、クロアリは胸とお尻の間にくびれがありますが、シロアリにはくびれがなく、ずんどう体型をしています。
また、シロアリの触覚は数珠状に真っ直ぐ伸びていますが、クロアリの触覚は「くノ字」に曲がっていることが異なる点の一つです。
さらにシロアリとクロアリの体表の違いに注目してみましょう。
シロアリは、白く(または半透明)て柔らかい体をしています。
いわば幼虫のような体つきをしているのです。
しかしクロアリはといえば、硬くて光沢を帯びており、まるで甲冑のような体です。
クロアリのこの体表の特徴は、ハチ目に属していることからも想像できるでしょう。
このようにシロアリとクロアリの違いははっきりとしていますので、見分けることは難しいことではありません。
ところが、ある時期になるとシロアリもクロアリも「羽アリ」へと姿を変えるのですが、その見た目は一変してしまいます。
どちらも体は黒色や褐色になってしまい、一見するとシロアリの「羽アリ」なのか、クロアリの「羽アリ」なのか区別がつきづらくなります。
それぞれの違いは羽の特徴
それでもそれぞれの違いは羽の特徴で見分けることができます。
シロアリの羽は、前後左右にあわせて4枚あり、前羽(頭に近い方の羽)と後ろ羽の長さがほとんど同じです。
クロアリの羽はというと、前羽のほうが後ろ羽よりも長く大きいことが特徴です。
このようにシロアリの「羽アリ」とクロアリの「羽アリ」となった時に違いがあることはわかりましたが、近くで観察しない限りその違いがはっきりとはわからないこともあります。
それでも羽アリがシロアリなのかクロアリなのかを見分けることが難しい場合、その他に見分けるための重要な手がかりがあります。
それは、羽アリの発生時期です。
羽アリの発生時期
シロアリの羽アリは、梅雨以前の時期(4~6月頃)、その多くは4月下旬から5月下旬頃のわずか1ヶ月の間に発生します。
クロアリの羽アリは、5~10月頃に発生しますので、羽アリの発生時期に注目することで見分けることができます。
また、シロアリの羽アリは群飛(ぐんぴ)して移動します。
群飛とはその名の通り群れになって飛ぶことですが、シロアリはクロアリとは異なって、数百匹単位で群れになって飛ぶという特徴的な習性があります。
シロアリとクロアリを見分けるためには、それぞれの外見だけではなく、行動の違いに着目することで判別することができるといえるでしょう。
シロアリがいるか気になる! 被害に苦しんでいる!という方は「シロアリ110番」へ!
- 大切な家にシロアリがいるか気になる!
- 被害に苦しんでいるので、一刻も早く駆除したい!
という方は「シロアリ110番」に依頼するのがオススメです。
まだ被害は出ていなくても、もしかしたらシロアリはいるかもしれません。
現地調査は無料で行っていただけるので、調査だけでもやってもらいましょう!